敦文先輩を見たのは、いつだっけな?

小学生の時だったと思う。

先輩は、いつもニコニコ笑ってて、だけど、たまに見せる切なそうな顔が気になった。

「はぅ~❤」

「スゴく.....好きなんだ...ね」

「うん!!大好き!!」

「頑張って...ね、応援するよ」

「ありがとう!!それでさ、先輩のメアド知らない?」

「メアド?」

「そう。メアド。」

メアドかぁ、持ってるけど、ゴメンね、星華。  

これは、私とあの人を繋ぐ...大切なものだから。  

「ゴメン!!わかんない!!」

「えー、期待させんなよ~」

ゴメンね、星華。本当にゴメン。