ムカッとしたオオカミさんは、女の子を呼び止めました。

「このアメ玉、ほしい?」

女の子は目を輝かせながら、うん!といいました。

「こっちへおいで。」

オオカミさんはそう言いながら、どんどんと森の奥へ入っていきます。

そして女の子はアメが欲しいので当たり前のように付いて行きました。


森の中には、赤いリボンと白いお花がついた麦わら帽子だけが残されていました。