翔が、 翔が紫乃を助けてるところを。 俺が行く前に翔が既に助けてた。 俺は勘づいた。 翔の気持ちを‥‥。 本人はまだ気付いてないだろうから俺はなんも言わないけど。 そうとも知らず、紫乃は呑気に唐揚げを作っている。 そんな紫乃を後ろから抱きしめてた。 「そう‥‥た‥‥?ど、どうしたの?やっぱ今日具合悪いの?」 紫乃は動揺していた。いや、動揺というよりは怖かったのかな。 「なあ、紫乃。翔のこと好き?」 「え‥‥翔?なんで?」 呼び方が翔に変わってる。