俺は朝から機嫌が悪かった。
それは、彼女の美加が朝っぱらからうるさかったからだ。


朝―・・・・俺は寝不足でHRのときからずっと机に伏して寝ていた。


すると突然誰かにゆすり起こされた。
「ねえ、駿!駿ってば起きてっ!」
「んー・・・るっせえなあ・・・。」
俺は眠い目をこすりながら起きると、そこには美加の姿があった。


俺からしたらこんな女なんてなんとも思わない。
ただ、気を紛らわすためだけに置いてるみたいなもんだ。
瑠来の代わりはどの女にもできねーから。




「んで、何?」
俺はあくびをしながら聞いた。
「駿・・・抱いて?」

めんどくせーな・・・。今そんな気分じゃねーんだよな・・・。



「また今度なー。」
俺が適当にそう言うと美加は俺の腕を掴んで自分の胸に押し当てた。
「ねえー?いいじゃんっ!ヤろ?」
可愛くそう言っても俺には可愛く見えない。


「るっせえなあ・・・。したくねえっつってんだよ。」
何度そう言っても美加はしつこく言ってきた。