「ただいまー」 午後4時半頃。 学校から帰ってきて疲れきった体をそのままソファーに投げる。 「奏(カナデ)。今からお姉ちゃんとの打ち合わせあるから。」 私のお姉ちゃん、桜音(オト)は、先日、ピアノコンクールで日本一になったばかりだ。 だから、毎日のように取材がある。 もうなれたけど。 「あー。はいはい。」 どーせ、私はゴミ物扱いですよーだ。 私は聞いているような聞いていないような適当な返事をし、自分の部屋に向かった。