私のシンデレラストーリー❊✧.。.:*








「そうですか?私は、あまり好きじゃありませんけど」






この名前までもが私を縛る。




あの家の一族だってことを。




嫌でもつきまとう、名前。





私の一家の女の人は、みんな名前の最後に“り”がつく。



母は、さおり。

姉は、みおり。

妹は、しおり。





私は、自分の名前が嫌い。




「優しくて、一緒にいるとポカポカする鈴木さんらしい名前だよ」






そう言うと、私の頭をなでた。



また、ドキドキし始める心臓。




顔に熱が集まっている。



これ以上、ここにいたら心臓が壊れそう。




顔が赤いのだって、バレたら………。




「ありがとうございます。このあと用があるので、一足先に帰宅します。」






ぺこっと頭を下げて、社長室を出た。