「とてもお上手でしたよ」 彼が私に言った。 「そんな、滅相もないです。あなたのリードがとても踊りやすかったので……」 もう少し、踊りたかったな………。 「少し、あちらでお話しましょう」 彼はそういうと、ロビーへ向かった。