「あいつどうなった」
真野は言いにくそうに答える。
『警察に引き渡して、厳重注意で終わってる。身元確認はしたみたいだけど、危険物も所持してなかったし。
……城ノ内、やっぱり今日はいい。そのまま居てやれ』
真野の言葉に一瞬迷う。
けれど、仕事を投げ出すわけにもいかない。
社長のくせに、真野は背負い込み過ぎてる。
俺が戻らなければ確実に徹夜コースだろう。
余計な気遣いをしないように、できるだけ軽く言ってやった。
「雪姫には今日は外に出るなと言ってある。……まあ動きたくても動けないと思うがな」
『……このエロ男。程々にね』
真野の緊張が途切れた、呆れた声。
相棒にちゃんと意味が伝わったことに、低く笑い返して、靴を履く。
真野との電話を切って、着信履歴を確認した。
彼の前に、ナナミからの着信が、3件。
「……最近、増えてるな」
少しだけ、今すぐ雪姫の隣に戻りたくなる自分に、苦笑した。
玄関の扉を閉める直前、一度だけ振り返って。
けれど俺はそのまま部屋を出た。
真野は言いにくそうに答える。
『警察に引き渡して、厳重注意で終わってる。身元確認はしたみたいだけど、危険物も所持してなかったし。
……城ノ内、やっぱり今日はいい。そのまま居てやれ』
真野の言葉に一瞬迷う。
けれど、仕事を投げ出すわけにもいかない。
社長のくせに、真野は背負い込み過ぎてる。
俺が戻らなければ確実に徹夜コースだろう。
余計な気遣いをしないように、できるだけ軽く言ってやった。
「雪姫には今日は外に出るなと言ってある。……まあ動きたくても動けないと思うがな」
『……このエロ男。程々にね』
真野の緊張が途切れた、呆れた声。
相棒にちゃんと意味が伝わったことに、低く笑い返して、靴を履く。
真野との電話を切って、着信履歴を確認した。
彼の前に、ナナミからの着信が、3件。
「……最近、増えてるな」
少しだけ、今すぐ雪姫の隣に戻りたくなる自分に、苦笑した。
玄関の扉を閉める直前、一度だけ振り返って。
けれど俺はそのまま部屋を出た。

