相変わらずの尊大さで、腕組みして立つ彼の姿。
それがまた絵になるからなんとなく嫌だ。
「雪姫、テメェもだ。軽々しく触らせてんじゃねえよ、馬鹿」
「触らせてんじゃないですよ!痛い目に遭わされてるんですよ!」
誤解を招く言い方は止めて欲しいわ。
けどどうして副社長が……と思ったとき、彼の後ろから女の子達が顔を見せた。
なるほど、ナナミちゃん達の営業ね。
「ああ、あなたが雪姫の」
にっこりと微笑む要の瞳が、全然笑ってないように見えるのは私だけ?
「初めまして、宜しく。月島要です」
「誰が宜しくするか。城ノ内皇です」
な、なんなのよ、この妙な対立は。
私はもう二人を無視してハツミちゃん達のところへ向かった。
私に彼女達は会釈してくれる。
「お疲れ様、どうだった?営業は」
「緊張しましたよ!」
ニコニコ応えてくれるハツミちゃんとカスミちゃん。
けれどナナミちゃんは俯いたまま。
……そうだよね。
今は私とは話す気分じゃないよね。
私は当たり障りのない会話をしながら、彼女を盗み見ることしかできなくて。
そんな私達の向こうに見える、男性二人の黒いオーラが怖い。
「いやあBNPの城ノ内さんの武勇伝、色々と伺ってますよ?」
「あいにく今はご期待に添える働きはできねーな。目を離すとすぐ騙される、手間のかかる馬鹿な猫を飼ってるんでね。他で遊んでる暇はねぇんだよ」
……なんだかよくわからないヒートアップ加減になってきた二人に、私は盛大なため息をついた。
それがまた絵になるからなんとなく嫌だ。
「雪姫、テメェもだ。軽々しく触らせてんじゃねえよ、馬鹿」
「触らせてんじゃないですよ!痛い目に遭わされてるんですよ!」
誤解を招く言い方は止めて欲しいわ。
けどどうして副社長が……と思ったとき、彼の後ろから女の子達が顔を見せた。
なるほど、ナナミちゃん達の営業ね。
「ああ、あなたが雪姫の」
にっこりと微笑む要の瞳が、全然笑ってないように見えるのは私だけ?
「初めまして、宜しく。月島要です」
「誰が宜しくするか。城ノ内皇です」
な、なんなのよ、この妙な対立は。
私はもう二人を無視してハツミちゃん達のところへ向かった。
私に彼女達は会釈してくれる。
「お疲れ様、どうだった?営業は」
「緊張しましたよ!」
ニコニコ応えてくれるハツミちゃんとカスミちゃん。
けれどナナミちゃんは俯いたまま。
……そうだよね。
今は私とは話す気分じゃないよね。
私は当たり障りのない会話をしながら、彼女を盗み見ることしかできなくて。
そんな私達の向こうに見える、男性二人の黒いオーラが怖い。
「いやあBNPの城ノ内さんの武勇伝、色々と伺ってますよ?」
「あいにく今はご期待に添える働きはできねーな。目を離すとすぐ騙される、手間のかかる馬鹿な猫を飼ってるんでね。他で遊んでる暇はねぇんだよ」
……なんだかよくわからないヒートアップ加減になってきた二人に、私は盛大なため息をついた。

