「……え」
ナナミちゃんは明らかにショックを受けた顔をしていて。
城ノ内副社長の顔を凝視していた。
ちょっと、罪悪感。
かすかに嬉しいと思ってしまった自分が、酷く嫌な人間に思えてしまう。
「いいな」
「はい……」
皇もやっぱり、気づいてる。
ナナミちゃんの気持ち。
他にもっとマシな台詞があるだろうと思うけど、まあ、彼なりにやんわりと釘を刺してくれたんだと思う。
けれどーーいいの?
大事に育てている途中のアイドルに、こんなーー。
『あなたなんて顔してるのよ』
舞華さんの言葉がよみがえる。
もしかして、私のせいなの?
私の為に、ナナミちゃんを傷つけたの?
“城ノ内副社長”なら、やらなかった筈の行為を、“皇”は私の為にやってくれた。
だけど、それは……。
私は素直に喜べずに、ナナミちゃんの視線から逃れるように会議室の外に出た。
チクリ、と痛んだ胸に無意識に両手を握りしめて。
ナナミちゃんは明らかにショックを受けた顔をしていて。
城ノ内副社長の顔を凝視していた。
ちょっと、罪悪感。
かすかに嬉しいと思ってしまった自分が、酷く嫌な人間に思えてしまう。
「いいな」
「はい……」
皇もやっぱり、気づいてる。
ナナミちゃんの気持ち。
他にもっとマシな台詞があるだろうと思うけど、まあ、彼なりにやんわりと釘を刺してくれたんだと思う。
けれどーーいいの?
大事に育てている途中のアイドルに、こんなーー。
『あなたなんて顔してるのよ』
舞華さんの言葉がよみがえる。
もしかして、私のせいなの?
私の為に、ナナミちゃんを傷つけたの?
“城ノ内副社長”なら、やらなかった筈の行為を、“皇”は私の為にやってくれた。
だけど、それは……。
私は素直に喜べずに、ナナミちゃんの視線から逃れるように会議室の外に出た。
チクリ、と痛んだ胸に無意識に両手を握りしめて。

