―もっと、刺激的な恋を。―

粉雪が舞い散る中ｰｰｰｰ




『こんな世界のためになにをするの?』



そうつぶやく君は


残酷なほど美しくて

残酷なほど、君の心は空っぽだった





心が傷つき深く闇に陥っている少女
翼生‐ﾕｳ ‐





『俺が変えるよ。お前の世界』



手を差し伸べてくれた君の手は

なぜこんなに温かいのだろう


そしてどうしてこんなに、悲しいのだろう

その手には長く、触れていられない気がした…



翼生を救うために現れた少年
伶想‐れい‐





2人が出会えたことが運命なら


神様は

ｰｰｰｰ最低だ。