期待をさせないで



「んじゃ、俺帰るわ。じゃ-な-清水。」



「ぅん、バイバイ。」




さりくは親友の秀一と帰っていった。

ただこれだけ。
さよならの挨拶だけなのに何でこんなに緊張するんだろう。



声が震える。
でも、心がポカポカするような暖かさがある。なんだろう…