多分よくあるノリとかおふざけかなんかだろう。

僕はそう思い卒業式の朝
教室で真理に質問した。

手紙を貰ってから妙に意識してきて
傍に行くと息が苦しくなる

友達の妹が見てた『ちゃお』のキャラって
こんな気持ちだったのかなーとか
自分を落ち着かせようと内心おちゃらける。


そして幾分か心を落ち着かせて
真理のもとに向かう。

おい平塚歩美
お前は来なくていいからどっか行け。


まぁ気を取り直して
気になってた事を真理に聞いた。


「昨日の手紙って・・・冗談でしょ?」


なかなか緊張するてか胸がまた苦しい
僕はこんな初心だったのか。


対する真理は
顔を俯かせながら

「冗談じゃないよ・・・」

消えそうな声で確かにそう言った。


いま思ったらこの瞬間に
僕は落ちたんだと思う。