でも、この時期に手紙が届くってなぜだ?特に、大きいパーティーがあるわけでもないのに。
「かしてみろ。この文字この世界の文字どこの文字でもないぞ。異世界ということか。面白そうだ。」
「魔王様すごいです。この世界の文字では、ないとわかったことが。だって私は、この世界の文字全て覚えてないですもの。」
「お前は、ここに来て何年たってんだ?来たばっかのヤツでも、一ヶ月で、覚えてるぞ。」
本当に記憶力も、ねぇな。
「あの、魔王様?さりげなく、記憶力無いとか言わないでください。」
あれ、声に出して言ったっけ?
「魔王様、心の声だだ漏れですよ。」
「っ///!?か、勝手に聞くな!」
「ふふっ、魔王様照れてらっしゃる。とても、可愛いですよ。」
「可愛くなんかねぇよ‼」
男なのに、可愛いとか、嬉しくねぇし。
「あと、その顔やめろ。」
「はーい。」
リサは、昔から親のいない俺にとって、お母さんのような存在だった。俺のたった一人の大切な人だ。