いつも見ている。
私にはわかる。
あの電柱から見ている。
あいつが...
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「りさー!」
「んー?」
「合コン行かなーい?」
「やだぁー!」
「お願い!数合わせで!別に喋んなくてもいいしー、食べてるだけでいいから!
ね?」
「んー(ご飯無料で食べれるんならいいか)、いいよ。」
「ヤバい助かる!」
この無料でご飯が食べれるからってなんとなく合コンをオッケーしてしまうのがこの私、田中りさ。どこにでもいるような平凡な女子大生。
そして私を合コンに誘ったのが私の親友秋山ハナ。ハナは可愛らしいよーなギャル。
ハナの可愛さが羨ましい。こんな感じの事を考えていつもすごしている。
そんなことを考えてるともう学校が終わった。
授業がすぐ終わるとハナが走ってきた。
「行こ行こ!!!!」
こんな急がられたら普通はすごくウザいんだと思う、でもハナのすばらしい容姿を持っていればウザさは可愛さへと変わる。
ずるい。
そんなことを考えながら
「わかったよ」と笑顔で答える。
そして、いつも合コンを開くフード店に向かった。
つく頃にはみんなもぅ集まっていた。
「「「こんにちわー!」」」
三人の男子の威勢のいい声が聞こえた
相手は三人私たち女子も3人
私とハナと私の知らないハナの友達。
私以外の子はすごくキャピキャピしている。正直無料だからいいかなって思ったけどうるさいし、注文しづらいし帰りたい。
もぉ結構な時間が過ぎた。
そんなの時ハナが
「自己紹介しよぉーよぉ♪」
なんてことを言い出すんだ。まぁ、普通か。
そして凄く元気な男の子が
「はーい!俺からね!
えー、おれはーハルト!よろしくな!」
へー、ハルトね。名前覚えなくてもいいかどぉーせ関わる事ないし
「俺は健斗。よろしく。」
何この人めっちゃ静か。
「はい!おれはー直人だよーん!よろしくね♪」
テンション高いなー。ハナがすきそうだなー
次は女か。
「はーい♡わたしぃハナでぇーすっ♡よろしくねぇ♡」
ハナはこーいうの似合うなー。
もぉーこの自己紹介は何回聞いたろうか
「私は美由紀よろしくっ。」
みゆきって言うんだー。キリッとした美形のギャルって感じ。私とは違うな。
「ぉーぃ。りさー!」
「へぇ!?あっ!?///」
「りさちゃんかーわーいーなー♪」
「あ、ぃや。私、りさっていいます。」
「あー!りさちゃんつめたーいー!笑」
「...(うざぃ)」
それに気付いたのかハナは
「あっ!ハナーもぅ帰んにゃきゃーリサも帰るでしょーん?」
「あっうん」
「待って!」
その時呼び止めたのは直人だった。
「ラインの連絡先交換しよ!」
そんなことかよっ。
そんなことより早く帰りたいんだよ。
「おけ!」
ハナったら顔赤くしてさー。
はぁっ。まっいっか。
一通り交換し合って合コンは解散した。