2人のクリユビ



私が駅に着いた時には



巻いた髪はとれていて




くしゃくしゃになっていた。



「南美!!早く早く~~~。」



私は、声が聞こえる方に



振り向いた。



そこには、幼稚園からの友達の



真奈がいた。



真奈とは、毎日登下校を



しているのだ。



大きくブンブンと手をふる



真奈は、可愛くてつい



見とれてしまう。



『ごめん。ごめん。行こっ!』



そう言って駆け寄った。



そして私たちは



改札をくぐりホームで



電車をまつ。