"あの時のあの言葉は全て、偽りだったの?"












嗚呼、今日も行きたくもない学校へ行く。



どれだけ拒んでも強制的に朝はやって来て、目覚まし時計、お母さんに「 結愛、起きなさい!! 」ってたたき起こされる。



そして、大嫌いな一日が始まります。



いっそのこと消えてなくなりたい。



けど、私に消える【 死ぬ 】勇気なんてあるはずもないし。



あー、やだ。 ほんとにやだ。



今日からずっと、泣いてもわがまま言っても許してもらえる赤ちゃんに戻りたい。



前はすごく楽しかったけど、今は全然楽しくない。



憂鬱過ぎて、仕方ないよ………



学校に行っても、重い足を半ば強制的に動かして教室で一日を過ごす。



私の大嫌いな、朝木帆香も当然のことながら、学校にやって来る。



運が悪いことに、私は帆香と同じクラスだ。



最初は仲が良かった。



高校の入学式で、初めて声をかけてくれたのが帆香だった。



すごく嬉しくて、楽しくやってた。



けど、帆香の裏の顔をたくさん見て喧嘩して、仲は見事にまっぷたつ(笑)



仲が割れたから、学校に行きたくないわけじゃない。



他の友達に裏切られて、今はほぼぼっち。



と考えてる間に教室の前。



今日も何事もなく終わりますように………