「もういいぞ」
「あ、うん…」
懸命に目隠しを取ろうとするイーリス。
それを見つめるオリオン。
「…」
「…」
「…」
「…」
「…」
「…」
表情にこそ出さないものの、オリオンは困っているイーリスを楽しそうに見ている。
「…」
「…」
「…ね、手伝ってくれないのか?」
「手伝ってほしいのか?」
「…ドS…」
「なんか言ったか」
「手伝ってください。」
「…何言ってるんだ」
「ドS…何結び…」
「ああ、堅結びを3回ほど」
「お願いだからほどいて…」
「聞こえない」
「酷い」
「…」
それからも数十秒観察されていたイーリスは、ようやく手伝ってもらえるようになった。
「…」
「はい」
ほどけたらしい。イーリスは軽く目を瞬いた。
「ありがとう…?」
___何でお礼言わなきゃいけないの?
正直そう思ったが、その疑問に目をつぶったイーリスだった。
「…」
___次は何されるかわかったもんじゃない…


