「イーリスは俺たちの仲間なんだけど」
「固いこと言わずにさ、仕事なんだよ~」
むっとしながら睨みつけてくるゼウスを物ともせずにニコニコしながらヒラヒラ両手を振った。
「後さ、一つ重要なこと聞くの忘れてた」
「「ん?」」
ゼウスはぽんと手を打ち愛想笑いを浮かべた。
「お前らさ、名前は?」
「…」
「…」
不良二人は絶句。
「「遅いわ馬鹿やろ―――!!!」」
「わりーわりー(笑)」
ニコニコしているゼウスを不良二人は睨む。
「「アダンットクだ!!」」
「二人同時にしゃべんないでくれる?」
「アントだ!」
「ダックだ!」
「そーそー。アリとアヒル。」
「「違うわ!!直訳すんなアホ!!」」
完全にコント状態だということに気が付いていない三人。
こんなことをしていてはもう一人がしびれを切らすにきまっている。
「…ゼウス…死ね…」
「ひっ!?」
___ドーン。
蹴り飛ばされたゼウス。
こうなるんだって、いつも。


