「…食べないの」
「あぁ」
ぺトライの向かい、鮮やかな山岳が見える席でタナトスは嘲笑った。
それに気がついたのは二人とゼウス。
ゼウスは眉を潜めてカレーを頬張った。
「毒とか?」
「いや。要らないんだ」
「…悪魔だから?」
「そうじゃない」
つかみどころがない、とぺトライはタナトスを見た。
「じゃあなんで」
「俺には必要ないからだ」
納得がいかないぺトライはなおも食い下がろうとするがそれでもするするとタナトスは避けていく。
ゼウスはイライラしながらそれを見ていた。
いい加減にしろ、と叫んでやりたい。
黙って食えと無理矢理でもいいから何か口に入れて…
そうしたい。
「キャプテン?どうしたんです?」
はっとしてゼウスはヘラリと笑った。
「出来てやがるぜあの二人!」
「「「「はい??」」」」
一斉にクルーがぺトライとタナトスを見る。
はぁ、と溜め息をついてタナトスが振り返った。
「ゼウス…」
それはどこか悲しそうな目。
ゼウスは満面の笑みで言う……
「妬かせんなよ無自覚がっ!」
「黙れ。やめろ」
全て知ってるのは、俺だけなんだ。
ゼウスはタナトスに覆い被さってニコッと笑った。
「誰よりお前のこと考えてんだから」
ふと呟かれた言葉に、タナトスは一瞬怯えたように体を固くした。
「今日こそ、喰ってもらうから」
「嫌だ」
グイッと押し退けてゼウスをあきれた顔で、どこか悲しそうな目で見つめてタナトスは言った。
「ちゃんと片付けろよ馬鹿」
「へいへい」
カラカラとまた、ゼウスは笑った。
「あぁ」
ぺトライの向かい、鮮やかな山岳が見える席でタナトスは嘲笑った。
それに気がついたのは二人とゼウス。
ゼウスは眉を潜めてカレーを頬張った。
「毒とか?」
「いや。要らないんだ」
「…悪魔だから?」
「そうじゃない」
つかみどころがない、とぺトライはタナトスを見た。
「じゃあなんで」
「俺には必要ないからだ」
納得がいかないぺトライはなおも食い下がろうとするがそれでもするするとタナトスは避けていく。
ゼウスはイライラしながらそれを見ていた。
いい加減にしろ、と叫んでやりたい。
黙って食えと無理矢理でもいいから何か口に入れて…
そうしたい。
「キャプテン?どうしたんです?」
はっとしてゼウスはヘラリと笑った。
「出来てやがるぜあの二人!」
「「「「はい??」」」」
一斉にクルーがぺトライとタナトスを見る。
はぁ、と溜め息をついてタナトスが振り返った。
「ゼウス…」
それはどこか悲しそうな目。
ゼウスは満面の笑みで言う……
「妬かせんなよ無自覚がっ!」
「黙れ。やめろ」
全て知ってるのは、俺だけなんだ。
ゼウスはタナトスに覆い被さってニコッと笑った。
「誰よりお前のこと考えてんだから」
ふと呟かれた言葉に、タナトスは一瞬怯えたように体を固くした。
「今日こそ、喰ってもらうから」
「嫌だ」
グイッと押し退けてゼウスをあきれた顔で、どこか悲しそうな目で見つめてタナトスは言った。
「ちゃんと片付けろよ馬鹿」
「へいへい」
カラカラとまた、ゼウスは笑った。


