「キレー……。」

「そんなとこで髪の色乾かさずにいたら風邪引くぞ」

「茉零は、子供か」

「そんなわけないだろ、俺の女だって」

んなっ……!!!!

急にスイッチオンになるんだから!

恥ずかしい!!!!

「自然のプラネタリウムみてぇだな」

「こんな豪華なとこに泊まっちゃっていいのかな?」

「淕玖からの結婚祝いだとよ」

「ちゃっかり成長したのね」

茉零姉、茉零姉って可愛かったのになぁ…。

「さて、寝るか」

お?お?

あの変態野郎が手を出してこないぞ?

怪しすぎる……。

「どした?茉零」

「べ、別にっ!!!!あー、眠たい眠たい!!!!早く寝よーっと」

ま、まさか変なこと考えてたなんて言えない…!!!!

「へぇー…。言えないんだ?もしかしてさっきのやつ覚えてたんだ?」

ーギクッ

「茉零ちゃん、そんなにしたいんだぁー?」

ーギクッギクッ

「う、うるさいなぁ!!!!」

「もう、黙れよ。口、開けて…?」

ベッドにいたはずの日向。

いつのまに近くにきたんだろうか。

すぐさま、無防備な唇が奪われる。

「えっ…ちょ、やっ…!!!!」

「嫌じゃないくせに。ほら」

「ふぁっ…。んっ…」

「茉零。愛してる」

「私もっ…愛してる」

こんな変態野郎がやっぱり好きなんです。