ノーデレ男子とノーデレ女子がカレカノになった結果。

「周防…なにいって…」

やだなぁ。

わかってるくせに。

なに驚いた顔してんの。

山城は意地悪な顔してるほうが山城らしいのに。

「山城の、お荷物になりたくないっ…!!!!」

お願い。

わかって。

本音に気づいてよ。

山城は、私のエスパーでしょ?

なんで、わかんないの。

「俺は嫌だぞ。お前に触れたいけど、大切すぎんだよ。大切にしてぇからしないだけだ。わかってんのか?」

ー嘘。

私が嫌いになったんじゃなくて?

「バーカ。誰がお前のこと嫌いって言ったよ。お前、とことんアホだろ」

そう笑って言うから。

「ちょっ…!!!!周防!?」

涙が出てきたじゃない。

バカは山城だ、バカ。

「山城…好きだよ」

ごめんなさい。

山城がいなくちゃ、私はダメなのにね。

「ほんと、バカ。まぁ、周防らしくていいけど」

「ごめっ…なさ…」

「謝んな。俺が悪かった」

そう言うと。

「泣き顔ってなんかそそられるな…」

「っ!?」

「なんてな。帰るぞ」

わ、私のドキドキ感を返せバカヤロー!!!!!!!!

そう、心の中で叫んだ私でした。