ノーデレ男子とノーデレ女子がカレカノになった結果。

「山城、どこにいんの……」

教室にいないし、屋上にもいない……。

あいっつぅぅぅぅ!!!!

「はぁはぁっ……!見つけたっ………!!!!!」

っ!!!???

「…周防」

「…山城?」

「俺だよ」

「あのさっ!言いたいことがあるのっ!」

「先に言うな!」

ービクッ

大声で怒鳴られたもんだから、体が跳ねる。

「周防。一回しか言わんから聞いて。

俺は、周防が好きだ」


「う、嘘っ……!!!!」

山城は、まだ㮈菜のこと……。

「…俺は最低なのかもしれないな。

あいつより、お前のことが好きみたいだ」

あいつってきっと、㮈菜だ。

それじゃあ、私も言ってもいいよね…?

「私だって好きだ、バカ野郎!!!!」

あぁ、もう。

なんで素直に好きだって言えないんだろう。

「バカは、余計だろ…」

そう笑って言う山城。

「いつの間にかね、三笠より山城のこと好きになってたんだよ。

だからね、卒業式に三笠に告られたときは山城だったらいいのになって思ってたの」

「んなら、俺もだわ。

周防と再会してから周防しか見えてなかった。

瀀のこともお前のことも応援するつもりだったけど、

瀀に振られたって聞いたときは驚いたし、

ざまぁみろって思った自分もいた」

「似た者同士だね。私たち」

ふふっと笑って言う。

「おう。だな」

「あーあ。頑張って桜嵐来た甲斐あったわ」

「お前の成績じゃあ、無理そうだもんなー。」

「んな、ひどっ!

そりゃ、担任にだって言われたよ?

『周防は絶対に受からんからレベル下げてくれ!!!頼む!!!』って!

でも、受かったんだから私は天才なんですよ。」

「周防」

「んー?」

「…好き」

「にょわぁっ!?」

いきなり、好きって言われたと思ったら、山城の影がかぶさって。

夕陽が差す教室で。

山城と初めてキスをしたのでした。