遠のいていく意識の中で、 私の胸はひりひりと痛む。 浅尾を、傷つけたくないのに。 私は何をやってるんだろう。 忘れることが無理なら、 せめて、 隠してしまおう。 上手に、見えないように。 そのうちに、私が、消えてしまうまで。