「ぐはっ」

こいつに勝てないことはわかってたハズなのに・・・
「とんだハズレクジだな・・・」彼は、その時、
生きることを諦めた。だが、結果は違っていた。
彼の刃は「奴」をとらえ、切り裂いた。
奴に折られた右腕はまだ動く。奴に切られた足もいつの間にかある。

まだ動ける。それを確認した彼は、安堵したように
その場に崩れ落ちた。









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