ミルキークオーツ。お願い、わたしに力を貸してね。
わたしは弱くて弱くて、少しのことでもクヨクヨうじうじして、すごくイライラするかもしれない。
でもね、それも蛍さんの言っていたわたしの個性なのかなって。だから否定せずに受け入れて、考えていこうかなって思ってる。
否定されるのは、つらくて苦しいってわたし分かってるから。
だから誰彼かまわずに否定なんかしないよ。
ガチャリと玄関先で扉の開閉音がする。
あたしは一度チャームを弾いて下の階におりた。
夜ごはんの席でわたしが「明日は学校に行く」って言ったらお母さんはすごく驚いて心配してくれた。
大丈夫?ちょっとずつでいいよ、無理しなくていいのよって言ってくれたけど、わたしは「大丈夫だよ」と言った。
最終的に頷いてくれたお母さんにわたしは「ありがとう」と、すごく久しぶりに自然に笑顔が浮かんだ。


