『えー、てかこの関係いつまで続けばいいの』
『あと1週間だけ!』
『マジかよー。香澄って死ぬほどつまんねーからそろそろ飽きてきたんだけど』
『でもあとちょっとなの!1週間過ぎれば賭けはあたしの1人勝ちで大儲けなんだからねっ』
『あーったく。仕方ねぇなぁー』
『話が分かるぅ!お礼はたあーっぷりしてあげるから』
そして重なる2人の影。
わたしは今聞いたばかりの話とその光景に目の前が真っ暗になってガタンッと扉に手をついた。
その音に振り向く2人。
わたしの、大好きな人たち。
嘘だと言ってほしかった。冗談だよっていつもみたいに笑ってほしかった。
でも告げられた言葉は絶望の言葉。
『あーあ、バレちゃったじゃねぇか』
『もう少しであたしの勝ちだったのに全部パアッじゃんっ、信じらんない!』
『ハアッ?友達?何それ。あんたみたいなやつあたしにつりあってると思ってんの?』
『言えてる。お前みたいな地味でヤらせてもくれねぇやつとか誰も相手にしねぇっつの』


