まさか俺が女に緊張する日が来るなんてな。 雪美ちゃんは俺が隣に座ってもなおシャーペンを動かして勉強を続けてる。 密室に男と2人きりだってこと気づいてないのかな。 あ、別に何もしないけどさ。 「「.....................」」 俺は勉強道具なんていつも持って帰らないからもちろんカバンの中には何も入ってない。 だからこの沈黙が気まずい。 なんかのノートとか持ってたら勉強しに図書室に来たんだなとか思われるのに。 俺って...馬鹿だな。うん。