「はいはーい!陽子、澪、仁香、雅也、夢吾、和泉!注目」

華の第一声で皆、声の方を向く。

「今度は何かしら?」

澪が眼鏡をあげ、薄ら笑いを浮かべる。

「なんや?おもろいことがええなぁ……」

雅也はスマホを眺めながら呟く。

後の皆は、朝が弱いから無言。

「“赤い本”を探しましょー!」

「「「「「「は?」」」」」

全員が唖然。