「ごめん。付き合い初めたのはいいけど、20歳のアイドルと付き合ってて私の将来どうなるんだろうって急に不安になって。もう、25歳だし結婚も考えたいし、子供だって早く欲しい。そんな時にちょうど共演して出会って……。
とっても素敵な人よ。
だから私は、女としての幸せを優先することに決めたの。」




『……だからってこんなやり方しなくてもいいだろ!!』







「……ごめんなさいっ。」



ブチッ




ツーツーツー……













何だよそれ。

そんなこと言われたらどうしようもねぇじゃんか。








俺はやり場のない気持ちをどうしたらいいかわからず、ただただ部屋の天井を見つめていた。