ガチャッ




『あ〜!腹減った〜!!』





ガタッ


バタバタバタバタッ







ん?

俺が楽屋に入った瞬間、皆が急に騒がしくなり、咄嗟にテレビを消し、文太に至っては何故かテレビに覆いかぶさっている。





『何だよ、お前ら。どうしたんだよ。』



「な、何でもないって〜!はは〜!さぁ、飯食おうぜ!」



『いやいや、どう考えたって不自然だから。テレビに何かあんのか?』



「そんなことは〜………」



『貸せ、リモコン!』


「あっ!!」





俺は尚斗から握りしめていたリモコンを奪い、テレビの前の文太を退け、電源を入れた。