ギュッ……




「羽純さん、バカだな……俺だってもう愛しかないよ。」





そう言って、強くギュッと抱きしめた。




『………本当に?』




私がそう聞くと、桜雅くんは私を真っ直ぐ見つめて




「本当だよ。大好き。愛してる。
だから……俺の彼女になって?」




私は言葉にならないくらい嬉しくて、
何度も何度も頷いた。




桜雅くんは私の涙を指で拭った後、




チュ…



優しいキスをした。そして、



「もう、止まんないや……」








今度は、今まで1番激しくて熱い

キスが降ってきた。














桜雅くんと結ばれたその夜、

誰にも言えない秘密の愛に

私は酔いしれていた。