ほー。

若いのに立派なお住まいなんですね〜。
さすが、天下のNoble様。




ピンポーン




「はいは〜い!今、開ける!」



どんな感じなんだろう、部屋。
まさか部屋もキラキラ?









「どうぞー!」



『おじゃましまーす……』




ありゃ?意外とシンプル。
男子って感じの部屋だ。
そうだよね、アイドルだからって部屋までキラキラだったら落ち着かないか。




「何もないでしょ?アイドルは部屋もキラキラだと思ってた?」



え!なぜわかった!?



『そんなことは〜。あはは〜。』






今日はいつもと担当が逆になった。

私は、桜雅くんがご飯を作っている後ろ姿をソファから眺めている。





『へぇ〜。案外様になってるねー。』



「舐めてもらっちゃ困りますよ〜!」








「はい!できた〜!!」


『おぉ!美味しそう〜♪』


出来上がったのは、美味しそうなハンバーグ。


「早く!食べて食べて!」


『いただきますっ。』




パクッ




『……美味しーい!!』



「ふぅ〜!よかったー!今、変な間があったよね?わざとでしょ!!」



あははは



楽しい。
こうしてると本当に恋人みたいだ。