すると、桜雅くんはクルッと振り返って立ち上がり、ソファに座っていた私に覆い被さった。



そして、そっと





チュッ




おでこにキスをしてフッと笑った。




「怒んないの?」










もう、何も言えなかった。

どうにでもなってしまえと思った。

私は、見上げるその人に落ちてもいいとさえ思っていた。

いや、出会ってたった1ヶ月ちょっと。

5つも年下のキラキラした彼に私は、



完全に落ちていた。







「ん?」







チュッ……








そして、唇に落とされた甘い甘いキスに

私は酔いしれていたんだ。