はぁー。
すんごい疲れた。
煌我さんって変わってる人。
かなりのかなり。
お兄ちゃんのせいだ。
私の平凡な生活を乱しやがって。
リビングのソファーに座っているお兄ちゃんをキッと睨んでやった。
雑誌に夢中で全然気付いてなかったけど。
「はぁ〜」
学校の休み時間、私は机に突っ伏してため息をつく。
「どーしたの?
なんかあった?」
佳菜美はそんな私をみて背中をバシバシたたく。
地味に痛いから。
「ううんー。
何もないよ」
佳菜美には言えないよ。
ヤンキー嫌いな私がまさにその塊とも言える人に好かれてるなんて‥‥。
まあ、本気ではないと思うんだけど絶対。
「そっか。
あ、そういえばさ!」
パチンと手をたたきちょっと大きな声を出す佳菜美。
「原谷先輩、彼女いないんだって!」
っえ⁈
あんなにカッコイイのに?
「それでね、今度サッカーの試合あるらしいよ。見に行く?」
「い、行きたいっ」
原谷先輩の試合‥‥。
「じゃあ、今週の土曜日ね」
「うん」
やったぁ。
超楽しみぃ〜。
佳菜美の情報網はすごいからね。いつも。

