「もう……急に怒り出したから
どうしようかと思った。」
『夏織が可愛くて、つい。』
……サディスティック!
その後ジュースを買いに行ったサド野郎を見送ってから自分の部屋のドアノブに
手をかけて、部屋の中へ。
部屋の中には当然2人の姿があって、
「ちょっと!馬鹿じゃないのっ、」
「はいはい、うるさい。」
…………。
その光景を見た私は、
無言で扉を閉めた。
『何してんの、夏織。』
片手に缶のオレンジジュースを持った隼に声をかけられる、が。
『無視?っていうか顔赤いけど。』
さっきの光景が衝撃的すぎて、声が出ない。
『部屋入らないの?』
「ちょ、部屋はだめっ!」
扉を開けさせまいとする私に、疑いの目を向けてくる隼。
「この先には、その…」
『うん。』
「……大人の光景が。」
『……クソ兄貴か。』
意味を理解したらしい隼は、
はぁーっと深いため息を吐いていた。

