「……あっつい。」
その声に、ソファーの上にいる夏織の
方を振り向けば。
『…………。』
人って、本当に驚いたときは声出ないんだね。
「えへへー」
いや、えへへーじゃないんだよ夏織。
可愛いよ、すっごい可愛いけどさ。
「セクシーショット…!」
ここには兄貴もいるんだよ。
だからさ、
『夏織、それは本当に駄目。』
ーーTシャツを脱いで下着姿になっている夏織に、白い布団をかけてあげる。
「なんで、駄目なのー?」
『色々、駄目なんだよ(理性が)』
カシャッ
「隼の携帯カメラで撮っといて
あげたぞー。セクシーショット」
『……消さなきゃ夏織に殺られる。』
「照れる姿が見れるかもよー?」
無防備にニヤニヤ笑うこの人を見たら兄貴の事が好きな子達は、一気に冷めるんじゃないだろうか。
だってさ、
『気持ち悪いんだけど。』
冗談抜きに気持ち悪い。

