脇腹辺りを、くすぐる指にいよいよ声が出そうになって。 「ちょ、っとトイレ行ってきます!」 これ以上は、危険だと判断して勢いよく立ち上がった私にたいして 隼は、不満そうに口を尖らせていた。 ーーーーーー 「はあ……」 トイレには行かず、寝室のソファーに 座ってほっと息をつく。 恐らく、真北さんへの嫉妬を私に当てつけてきたのだろう。 ……それにしても、 (声、危なかった…) 隼の冷たい指は危険である。