丁度ベッドから抜け出してきた隼と
鉢合わせしてしまった。
「ちょ、っと着替えてきます。」
『なんで敬語?』
明らかにおかしい私の態度に
眉をひそめる。
『別にその格好のままでいいよ。
二人だけだし。』
「それが、あの…」
『んー?』
「真北さんが来て……」
『……はぁ?』
隼の眉間の皺が濃くなって
どんどん人相が悪くなっていく。
……ヤクザだ。
『あいつ、見たの?これ。』
「見た、かも。」
『…無防備だし、警戒心なさすぎ。』
「……仰る通りです。」
『あとで、お仕置ね。』
恐ろしい言葉を残してリビングに、歩いていく隼の背中を眺めながら深いため息を吐く。
「気が重いな…。」
とにかく、服を着替えるために洗面所のドアを閉めて、置いてあったシャツとズボンを適当に着る。
私もリビングに向かわないと。

