ーーAM6:30
「もう起きてたんだね。」
ベッドから這い出してリビングに来てみると、ソファーでくつろぐ隼の姿が。
隼は、私の声につられて
ゆるり、と視線をこちらに向けた。
『よく眠れた?』
甘い笑みを浮かべてそう問いかける。
「うん、」
『夏織が、そろそろ起きそう
だったから先に起きてた。』
「珍しいね。あ、コーヒーいる?」
『んー。』
いるのか、いらないのか
はっきりしない返事に、
「どっち?」
少し語気を強めた。
『夏織をちょーだい。』
「……は?」
朝っぱらから馬鹿な事を言う隼に、
思わず不機嫌な声を出してしまう。

