私の彼は、“キス恐怖症”。《SS更新中



《ーーお前は、俺の言うこと聞いて
ずっと苦しんでればいいんだよ。》


さっきの先生の言葉が、
頭の中でぐるぐると回る。

その言葉を聞いた時、自分が見えない鎖に繋がれてる様な気がして。
耐えられなくなって逃げようとしたのだ。


「車とめてあるから、乗って。」


「……。」


「“言うこと聞くんだろ?”」


目を閉じて、深呼吸。


「はい。」


ーーカツカツと、ヒールの音を鳴らして
私は先生の真っ黒な車の助手席に乗り込んだ。