ーーーー12月11日PM7:52 約束通り早く帰ってきてくれたのは、いいのだけれど。 「(……見られてる。)」 そう、見られているのだ。隼に。 隣からの熱い視線に気づかないふりをしてテレビを眺めていると隼が口を開いた。 『夏織、知ってた?』 「ん?」 『“これ”』 その指が差すのは雑誌の特集ページ。 そのページの題名は、 《キスによるリラックス効果。》 というものだった。