『……てっきり着てるかと思ってた』
「……なんで赤くなるのよっ」
『いや、だって。』
「…ちょっ!」
さっきまで顔を赤くしていたそいつは、
いきなり私の首筋を指でなぞり始めてきた。
へんたいの本領発揮である。
『お湯、白くて残念。』
ー白くなかったらいいもの見れたのに。
なんてクスリ、と妖艶に笑われる。
「待っ、てってば!」
どんどん下に降りてくる指は、
ちゃぷんと音をたててお湯の中へ。
「……っっ」
その行為に、思わず隼の肩を押して距離をとってしまう。
『夏織。』
名前を呼んで、耳をかぷりと噛んで
“可愛い”なんて言葉を甘く囁く。
『まだ時間はあるし、焦らされるのも
悪くないでしょ?』
行為を止めた隼は、余裕のある笑みでそう言ってきた。

