The Fool−修正版−

「………ん……」


姿知己は目が覚めた。


(夢……か……)


姿知己はボー…と考える。


なんの夢だっけな?


……いいとこで目が覚めた気がし、ちょっとがっかりした姿知己だった。


が。


「…すぅー…すぅー…」


だけど、今、そんな事はどうでもいい程に見えてしまっている姿知己。


横を見れば、目の前で幕内が寝ている。


寝顔可愛い、と、そんな事を思ってしまっている姿知己であるが、すぐに今の状況に混乱する。


「……くす………」


また、可愛いと思ってしまう姿知己であった。


「………ふ…ん……!」


幕内はゆっくりと目を開けると同時に、


「キャァァァァァァァァァァァァァァァ!!!」


叫んだ。


そして、瞬時に数メートル逃げるように後ずさる。


「………人見て叫んで後ずさるなよ………」


「お、起きたか」


ガリの声が聞こえる。


瞬時に身を翻そうとするが身体が軋む。


「おいおい、戦う気か?こちとら戦うつもりはないしボッロボロの身体じゃ無理だろ」


ガリがニヤリと笑う。


「みんなー姿知祈が起きたぞ」


「お、やっとかィ」と、ヒューゴ。


「あれ?幕内が一緒じゃなかったっけ」と、クレス。


「肢切さん……不幸ですね」


ウスナは祈るように手を合わせる。


「あっちゃー……こんなに早く目ぇ覚めるなんて聞いてないからな」


もぐもぐと串に刺した肉を食べながら喋る空間。


「なんか、僕、悪いことしたかなぁ」


「……少しは……空気を………読め……バラ……」


あれ………なんで一緒何だ?