The Fool−修正版−

「それが出来たらあのちっこい坊主に合わせてやる」


マルスが前に出る。


距離100メートル。


その距離を歩いてくる。


「コピー・マシンガン!!」


黒満月に何でもいいから触れればいい。


ならば。


彼は両腕をマシンガンに変化させ連射した。


「俺は眼中に無い…か。だが甘い!!」


弾は黒満月届かず、マルスの前で消える。


まるで、湖に石を投げたように空中に波紋が出来る。


「バルトアンデルスは勘違いしているが…」


ゆっくり歩いてくるのがこんなに恐いとは。

    ブルーレッドブルー
「俺は『分 け ら れ し 紫』じゃねえ。それは俺の母さんだ」


―……そして時空干渉……やはり、英雄王か―


「英雄王??」


「その昔、『英雄』と『王国』という会社の仕事を同時にこなす者がいた」


―英雄の様に強く、王の様に気まぐれであった男―


「英雄王は俺の親父さ」


「カラドホルグは母さん、『拳王』キルアが使っていた物だ。鮮血に染められた様な髪に青く光る両腕。だからそんな名が付いた」


青く、マルスの両腕が一瞬光出す。


「けど。母さんが使っていたのはカラドホルグの第一形態」


残り10メートルでマルスが止まる。


「これが第二形態。使用者の潜在能力、及び筋肉の活性化」


「……っく!!」


話に入っている今がチャンスとばかりに攻撃を仕掛ける。


拳を握り締め、殴る。


「人が話してるときは聞いとくもんだぜ」


右手ですんなりと受け止められる。


「迅雷掌!!」


マルスの左手が腹を突く。


激しく腹部が痛む。


直後に電撃が体全体を伝う。


痛みに体が丸まる。


「業炎打!!」


すかさず後ろから焼け付く打撃が続く。


体が吹っ飛ぶ。


何回も体がバウンドし、地面を這う。


「右手が炎」


姿知己は薄れそうな意識の中、思う。


本当に………絶対に………


「左が雷。覚えて置けよ?」


勝てる気がしない。