「え?私が??」

「うん。小さな命だから大切にしないんじゃなくて、小さな命だからこそ大切にできる季里ちゃんは、すごく素敵だよ。
何かあったら、いつでも俺に言って。
俺じゃ頼りないかもしれないけど、俺は季里ちゃんを支えたい。」

私を見て、優しく微笑んでくれる。
孝久くんの言葉に、涙が出そうになって、喉の奥が熱くなる。