女の子が泣き止んだ頃を見計らって総司がまた話しかけた。


「それで、これからどうするの?当てがあるならそこまで連れて行ってあげるけど‥。」


「いいえ。僕には知り合いとかいないので‥。」


「だったら、ここに住む?」


「いいんですか?」


「もちろん。僕たちが守ってあげるよ。」


「ありがとうございます!」


そういって頭を下げる女の子。


『そういえば名前は?』


名前を聞いていなかったことを思い出す。


「雪です。」


『雪よろしくね。僕は華だけど‥。空丸って呼んで。普段は男として生活しているから。』


「僕は沖田総司。総司って呼んでくれればいいから。」


「はい!よろしくお願いします。」


そして、雪も一緒に暮らすことになった。