「2人ともなんで遅刻した!」


おお、副長さん怒ってる‥。


「すいませんでしたぁー。」


反省0の総司。


『すみませんでした。』


真面目に謝る。


「はぁー。まぁ2人ともめったに遅刻はしないから今回は良しとしよう。次からは気をつけろよ。」


おおー。


あっさり許してくれた。


「はーい。」
『はい。』


そう言ってみんなより遅い朝ごはんを食べる。


「あれ?意外と怒られなかった?」


と現れた藤堂さん。


「うん。普段真面目だしねー。」


「総司がよく言う。でもまぁ、遅刻は総司しねぇよなぁ。」


そうなんだよね。


総司、不真面目だけど寝坊はしないんだよね。


むしろいつもはあたしより先に起きて起こしてくれるくらいだもん。


「総司が寝坊なんて珍しいよなぁ。」


「ん?だって、空丸と寝てんのに寝られるわけないでしょ?」


平然と藤堂さんに言う総司。


ん?どういうことだろ?


『ごめんね。総司、布団半分とっちゃって、ゆっくり寝られなかったんでしょ。』


そういう事だったのか‥。


悪いことしたな。


「なぁ総司‥。いろいろ言いたいことはあんだけどさ、空丸って鈍感?」


呆れたように言う藤堂さん。


ん?あたしが鈍感ってどういうことだ?


「かなり。空丸らしいといえばらしいけど。」


苦笑いの総司。


「まぁ、総司がんばれ。」


何故か総司を励ます藤堂さん。


なんの話だ‥?