「ええええええー!?」


朝から叫び声に起こされた。


『んん?』


「んもーなんなの平助。朝からうるさいよ。」


そう、朝から藤堂さんの叫び声で目が覚めた。


「なんで、総司と空丸が一緒に寝てるの?」


あぁ。


そういうことか。


そりゃびっくりするよね。


「ん?だって僕たち仲良しだし。」


平然と答える総司。


「ま、まさか2人とも‥」


「そんな男女がふたりして‥」


あれ?良からぬ方向に考えてる‥?


『いや、あの、僕の布団あの子が使ってるので‥。』


あたしの視線の先を見た藤堂さんが納得してくれた。


「なるほど‥。もー、朝からびっくりさせんなよな。」


「平助こそ。朝から叫ばないでよ。」


迷惑そうに総司が言った。


っていうかあれだけで納得したの?


「昨日、運び込まれてきた子だろ?そんで布団が足りなかったから仕方なく同じ布団で寝たと。もうほんとびっくりしたぜ。」


あたしは藤堂さんの洞察力に今驚きましたけど。


あれだけでわかったんだ。


怖‥。


「あー、それより朝飯、お前ら遅刻だぜ?副長怒ってたよ?」


え、?


「なるほどー。それで平助が起こしにきたんだね。」


「ほら行くよ。」


『はーい。』


怒られてるの覚悟しておこう‥。