「だってさその子怪我してるし風邪ひいてるみたいだからさ一緒に寝たらだめなんじゃない?そもそも風邪うつるでしょ?」



「まして、潰しちゃったらどうするの?華の重さで怪我するかも‥。」


ごもっともなことを言ってるけどって


『はぁぁ!?あたしが重いって!?』


いや決して軽いとは思ってないけどけど、総司に言われたくない!傷つく‥。


「ごめんごめん。冗談だって。でも、ほんとに風邪うつったら華、看病できなくなるでしょ?」


た、確かに‥。


「それに今すぐ使える布団があるわけないし。」


そうですよね。


だって布団って干してからじゃないと使えないし‥。


「ってことで一緒に寝ようか?」


腹をくくるしかないみたいですね。


『はい。』


いやまて、そもそも何故、緊張なんてしてんだ?


好きな人ならともかく総司だよ?


ドキドキなんてしてないもんね。


そう思って間違いなく鼓動が速くなっているのに気づかないふりをした。